欧州の大手資産運用会社コインシェアーズは、Valkyrie Funds LLCの買収を発表し、米国市場でのプレゼンスを拡大した。現在73億ドル以上の運用資産を持つコインシェアーズは、この買収により世界的な拠点を拡大し、ビットコインキャッシュETFであるBRRRを含むValkyrieのETFの権利を得ることになる
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コインシェアーズが米国市場に挑戦
2024年3月12日(火)、欧州の大手資産運用会社の一つであるコインシェアーズは、同じく資産運用会社であるValkyrieのETFプラットフォームであるValkyrie Funds LLCを買収したと発表した。
この買収により、コインシェアーズは米国市場へのさらなるアクセスと、同資産運用会社の現物ビットコインETFであるBRRRを含むValkyrieの全ETFのスポンサー権を得た。
買収金額は、ヴァルキリーの財務実績に基づいて決定され、3年間の期間終了後に支払われる。
CoinSharesのCEOであるJean-Marie Mognetti氏は次のように述べている。
「Valkyrieの買収はCoinSharesにとって大きな前進です。
ジャン=マリー・モネッティは、ヴァルキリーのETFプラットフォームは、株主と同社のパートナーのための価値創造を可能にし、米国市場は資産運用会社にとって不可欠であると考えていると強調した。
この発表後、ヴァルキリーはネットワークXへの一連の投稿で、ブランドは存続し、ヘッジファンドや信託を含む他の活動も維持することを明らかにした
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市場におけるワルキューレのビットコインETFの位置づけは?
約3億5500万ドルのビットコインで、ValkyrieのBRRRは、Invesco GalaxyのBTCOの3億8000万ドル、BitwiseのBITBの18億8000万ドルに次いで、最も運用資産の多いビットコインスポットETFの中で7位にランクされています
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Bitcoin spot ETF market shares in terms of assets under management
しかし、BRRRは最も競争力のあるビットコインスポットETFの1つとして際立っており、年間手数料はわずか0.25%である。発売以来、その市場シェアは着実に伸びており、前週の0.4%から現在は0.6%を占めている。
ValkyrieとそのBitcoin Spot ETFの買収は、CoinSharesが現在のビットコインと暗号通貨市場全般の強気の勢いを利用するのに良い位置づけとなる。