ビットコインが1コインあたり3万7000ドルを超えたのは、1年半前にメガプロジェクト「地球」が爆発し、市場全体が大混乱に陥って以来初めてのことだ。
価格急騰の理由は、ビットコイン上場投資信託(ETF)の承認に対する楽観論によるものかもしれない。
もし承認されれば、投資家はその価格に連動する株式を通じて最大の暗号通貨へのエクスポージャーを得ることになる。
ビットコインのETFは、今年初めに世界最大の資産運用会社であるブラックロックが申請書を提出したことがきっかけとなった。JPモルガンのアナリストによる最近のレポートでは、ビットコインに関するETFは早ければ2024年1月にSECによって承認される可能性が「最も高い」と予測している。
10年間ビットコインに関するETFの申請を却下してきたSECが初めて承認する可能性がある。
Bloomberg IntelligenceのアナリストJames Seyffart氏とEric Balchunas氏は昨日、ビットコインETF全12銘柄の承認に向けた窓口が今日開かれたと述べた。
New research note from me today. 1月10日までにビットコインスポットETFが承認される可能性は90%あると考えています。しかし、それよりも早く承認されれば、現在の申請者すべてに承認注文の波が押し寄せるウィンドウに入るだろう *COULD* pic.twitter.com/u6dBva1ytD
– James Seyffart (@JSeyff) 2023年11月8日
他の主要なコインやトークンも本日上昇した。このところ波紋を広げているSolanaは10%以上急伸して47.68ドル。
時価総額第12位のデジタル資産であるチェーンリンクも11%以上と大きく跳ね上がった。本稿執筆時点の取引価格は15.51ドル。
暗号通貨市場全体は本日3.5%上昇し、1兆4400億ドルに達した。